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執筆者の写真Hirofumi Saito

GSX-R1000L3 ステムベアリング


走行距離が約4000kmと少ないながら、若干ステム周りに違和感がある車両の修理をさせていただきました。

具体的には静止状態でFブレーキをかけながらサスをストロークさせると「クッ」と手に感触があります。また、ジャッキアップしてフロントを浮かせてみると、ステアリングダンパー装着車にもかかわらずステアリング操作が妙に軽い印象を受けました。

今回はメインがステムベアリングの締め付け具合の調整、念のためベアリングのレース部にキズ(打痕)がないかの状態をチェックして、NGであればベアリング交換する方向で修理をさせていただきました。

結果、ステムベアリングの調整用ナットが手で緩むほどのトルクでした・・・

幸い、ベアリングにはダメージが見られませんでしたので、清掃後グリスを塗りこみ組み付け完了です!

ちなみに作業前のベアリングへのグリスの具合はこんな感じです。

距離が浅いのでまだグリス分が残ってはいますが、走行距離が増えてきますとカラッカラ+ベアリングにさびが発生しているケースがほとんどです。

ここに限らず、新車時のグリスはうっすらとしか塗られていないことが多いので、いい状態を保つためにも何かの機会にグリスアップした方がいいかもしれないですね。

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