おかげさまで、修理をたくさん承りましてバタバタしております。
1人でやっているからであって、量的には大したこと無いんですけどね。
今回は充電不良で入庫した車両の修理です。
色々診断した結果、レクチファイヤー&レギュレーターという部品の交換を行いました。
この部品の主な仕事は、
①ステーターコイルで発電された交流の電気を直流に変換する(整流)
②変換された直流の電気をある程度に抑える(レギュレート)
と、2つの仕事を行っています。
ちなみに車両によっては、発電、整流、レギュレートを1つの部品で行っていることもあります。
多分こういう方式は「ジェネレーター」と言うはずです。
正常に作動していれば大体14V前後でレギュレートされた電圧でバッテリーに充電することが多いのですが、レギュレーターが壊れてしまいますと充電不足になったり、過充電になってしまいます。
特にやばいのが過充電でして、最悪の場合電球や電子部品を破壊してしまいます。
こうなると、修理代が大幅にアップする場合もあります。
それに比べると、充電不足は被害は最小限の場合が多いですね。
この部品に限らず、バイクの部品は対策部品に変更されている場合もありますので、そのときは自動的に対策部品が装着されます。
今回の場合、空冷のフィンが追加されてますね。
ちなみに20分くらいアイドリングしていると表面で約80度程になりました。
今回の車両では積極的に外気にさらされない所に付いていますので、大分進化しているはずです。
古いバイクでも対策品を組むことにより、信頼性があがることも多々ありますので、ぜひご相談ください。流用も含めて部品がある限りは修理させていただきます!