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執筆者の写真Hirofumi Saito

絶版パーツの修復修理


変な天気が続いていますね。

そのおかげで預かり修理も大分進めることが出来ました。

入庫お待ちしていただいているお客様、もうしばらくお待ちください。

今回はイタリアのトマゼリ製のセパハンの部品の割れ修理を承りました。

うっすらと割れておりますが、テーパー上にハンドルバーが入っていく箇所の割れになりますので、実際にはハンドルバーを固定することが出来ないと言う重大な欠陥を抱えております・・・

もう手に入れられないパーツとのことですので、ドキドキしながら作業スタートです。

まずは亀裂部分の沿ってリューターで溝を作ってあげます。

溶接の世界では「開先(かいさき)」といいます。

これは、強度が求められる溶接では不可欠な作業です。

その後、溶接と整形を繰り返していきます。

上の写真ではまだうっすらと亀裂が残っていますが、元の亀裂ではなく、溶接によって出来る亀裂です。これはアルミの溶接では怒りやすい欠陥ですが、更にこれを修正して完成となります。

当店では様々な溶接加工を行っていますので、あきらめる前に一度ご相談ください。

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