数ヶ月前よりご注文いただいておりました、ビューエルXB12SSの納車をさせていただきました。
一見真っ黒な外装に見えますが、タンクカバーとライト上のカウルはクリアブラックと他のメーカーではあまり見られない珍しい色です。
今回の車両は全体的に程度が良く見えましたが、大きな問題が・・・
この車両は、スイングアームがオイルタンクも兼ねている構造となっていますが、スイングアーム側のねじ山が破損しているため適切なトルクを掛けられません・・・
こういった場合修理方法は色々考えられますが、今回は「リコイル」と言うのを用い修理させていただきました。
作業工程は・・・
作業しやすくする為に寝てもらって・・・
慎重に、慎重にタップを切り・・・(ここでミスると大事になりますので)
左側のバネのような物を破損していた部分に付属の工具で挿入します。
修理ではありますが、これで最初の状態よりも強いねじ山となります。
このあと、オイル漏れが無いか確認して作業完了です。
入庫時にはシールテープを分厚く巻く事でなんとかごまかしていた様ですが、当店では「正攻法」で対処させていただきました。