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執筆者の写真Hirofumi Saito

XL1200C フォークO/Hと付随作業


ハーレーダビッドソン XL1200CのFフォークオイル漏れ修理を承りました。

モトクロッサーのフォークメンテをよく行っている当店では、それらに比べて難易度が低くなりますので、この手のフォークであれば待っていただいている時間で修理可能な案件です。

抜いたフォークオイル。真っ黒です。

そして、臭い!

それに対して、新品のオイルはこんなにキレイな赤。

エンジンオイルに比べると、フォークオイルにまで気を使っているお客様は少なめです。

ご案内不足な事を反省します・・・

フォークの修理時はオイルで手が汚れる事も有り写真少なくなってしまいましたが、無事作業は完了です。

で、大体フォークの修理を行う際はオイル漏れを発生しているからでありまして、それに付随するトラブルが発生している事も少なからずあります。

その代表的なトラブルは、Fブレーキにオイルが付着する事により制動力が低下するトラブル。

ブレーキに関わるトラブルは、エンジンの不調よりも重大なトラブルに発展する可能性もありますので、要注意です!

パッド、ディスクにオイルが付着。

こうなると新品パッドに交換するしかありません。

パッド交換時はブレーキピストンの清掃が必須です!

また当店の基準では、ピストンを手で押し戻せない時はオーバーホールをオススメします。

汚れているブレーキフルードもついでに交換。

ハーレーのある年式までは「シリコン系のDOT5」のフルードを使用しています。

当店で使用しているフルードの新品状態はキレイな紫色です。

ちなみにフルード交換は車検整備時(2年毎)か、パッド交換時に同時交換する事をオススメしています。

街乗りではフォークのオイルが多少少なくなっても乗る事に対してはさほど影響が出ないと思いますが、ブレーキに付着すると大変です。

フォークのオイル漏れに気づいたときは、オイルがたれないような処置をして早めにご相談ください。

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